地獄のブログ~SSまとめと駄文と4コマに下ネタトッピング~

下ネタ多めのSSと下ネタ少なめの駄文という二面性を持ったフィクションの中で人間を見つめなおそうという意図の創作ブログです。 基本的には笑えて面白い下ネタを目指しています。

神保探偵事務所(2)

「いや全く意味がわからないんだけど……」
 ただ一つだけ間違いなくわかっていることは、せっかくの依頼チャンスを逃したということだ。
 バイト代に羽が生えて空へ舞って行くイメージが視界の端に浮かんだのは、眼鏡がズレたせいではないはずだ。
 そんな私とは対照的に勃兄は気楽な調子で「まあ、二度あることは三度あるから」と言ってがっくりと項垂れた私の肩を叩いた。
 いやいやさっきのは一度目だったんですが……。
 しかし、勃兄がコーヒーのおかわりを淹れようとした瞬間、まさかの二度目が訪れた。まあそれは事務所の電話ではなく私のスマートフォン宛だったのだが。


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神保探偵事務所

 この世を謳歌する若者で賑わう市内の中心的な繁華街を、人気を避けるようにして端まで、小汚い中華料理屋と、いかがわしいピンク色の看板が今にも落ちて来そうなビルの間。
 生ごみと生殖の悪臭に耐えながら日の光も入らないその路地を突当った場所に、ビルと呼ぶには小さなコンクリート二階建ての建物がある。
 一階は、過去に入っていたおそらく若者向けのアパレルショップの名残か、頭部の無い簡素なマネキンがいくつもそのままにしてあって、入口には「テナント募集中」の張り紙がしてあるが、色褪せてカピカピな状態のそれを見る限り、今後も借り手は望めないように思う。


 ――さて、その入り口の右手側をご覧ください。
 元々の赤色が錆びて変色したのだろうどす黒い色の鉄の階段があるはずです。
 手すりに触ると年期の入ったその汚れが手についてしまって、洗ってもなかなか落ちないのでご注意を。
 そしてその階段を上りきると、ステンレス製の簡素なドアが見えると思います。
 チャイムも付いておらず、訪問を知らせるにはノックしか方法がありません。
 とてもその先に人がいることは想像出来ないとは思いますが、ノックが聞こえたら私がすぐに返事をしますのでどうかご安心ください。

 あ、いらっしゃいましたね?
 ようこそ、私の不出来な兄、神保 勃(じんぼ たつ)による、神保探偵事務所へ――。



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近所の居酒屋の話8

住宅街にポツンと佇む小さな居酒屋。
そこで働くよく喋る店長のハゲと大学生のバイトの女の子バイ子ちゃん。
実は彼らはヒトでは無く、おそらく悪魔的なヤバい奴らでした。

彼らは俺に、色欲の役割を求めてきました。
そうすることで七つの大罪を完成させようとしていたのです。
ところが彼らは侮っていました。
俺の色欲を―――。


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